このようなお悩みを抱えている方、Wi-Fiルーターを最適な場所に置いていますか?
正直、なんとなくで置いているという方がほとんどだと思います。
というのも、正直説明書も詳しく読みまず、業者の方の話も聞いていないのが本音ですよね。
ただ、Wi-Fiルーターの置き場所を変えることで、Wi-Fiの速度や安定性が大きく変わることもあります。
今回の記事で解決できるお悩み
また、設置場所を変えただけでは、改善されなかった場合の対処法もご紹介しているのでお悩みが解決すること間違いないでしょう!
Wi-Fiルーターの適切な設置場所
Wi-Fiルーターの最適な設置場所をお伝えします。
冒頭でもお伝えしましたが、Wi-Fiルーターを適切な場所においていない人がWi-Fiルーターの設置場所を変えると2倍くらいWi-Fiの電波が改善されることもあります。
Wi-Fiルーターを設置するときは、以下の点を気をつけると良いです。
では、順番に解説します。
なるべく家の中心に置く
Wi-Fiの電波は360度の方向に電波を飛ばしています。そのため、Wi-Fiルーターを家の隅部屋に設置したり、部屋の中でも隅の方に置いてしまうとWi-Fiの電波を遮ってしまうことになります。
部屋の中心とはいえ、棚の内側に置いてしまうと電波が遮られてしまいます。棚の上のような棚の外側に設置するようにしましょう。
LANケーブルが短いとどうしても隅の方に置きがちになってしまうので、LANケーブルを長いものに変えて設置場所を変えましょう。
高い場所を選ぶ
つい、床にWi-Fiルーターを置いてしまう人いると思いますが床から1m~2mの少し高いところに置きましょう。
理由としては、低いところは、物が多いのでWi-Fiの電波が遮断されやすくなってしまいます。
理想としては、天井あたりや天井裏の設置になりますが、ご家庭で天井裏に設置することは、難しいと思います。
(会社や飲食店で天井裏や高いところに置いているのは、Wi-Fiの電波の届きやすさの観点になります。)
床から1m~2mの少し高いところにWi-Fiルーターを設置することで物や床との干渉が減るので、電波は改善されやすいです。
Wi-Fiルーターを置くべきではない場所
Wi-Fiルーターを置くべきではない場所や置き方をまとめます。
上記の項目に当てはまっているとWi-Fiのパフォーマンスが低くなってしまいます。必ず、避けるようにしましょう。理由を解説します。
フロアや床のような低い場所
先ほども少し記載をしましたが、Wi-Fiルーターを床のような低い場所に置いてしまうと、障害物が多いため多くの電波障害を受けてしまいます。より全体的かつ安定的にWi-Fiを使えるようにする場合は、低い場所を避ける必要があります。
部屋の隅や窓際
部屋の隅や窓際あたりも置くのを避けましょう。家や部屋中に網羅的にカバーしにくくなってしまします。
また、窓際に置いてしまうと電波のカバー性だけではなく、セキュリティ的にもあまりよくありません。外からWi-Fiルーターのパスワードが記載されている面が見えるような置き方をしている方はかなり危険です。自分のWi-Fiが外から使われてしまう場合もあるので、窓側に置くのもやめましょう。
家電や金属類の近く
家電や金属類はWi-Fiの電波干渉が起こりやすいので避けましょう。特に電子レンジの近くにWi-Fiルーターを置くのは、絶対にNGです。電子レンジの電波はWi-Fiの電波と干渉しやすいので、Wi-Fiのパフォーマンスが悪くなってしまいます。
金属類は、Wi-Fiの電波の反射を引き起こすのでパフォーマンスが悪くなります。
家電や金属類からは離れたところにWi-Fiルーターを設置しましょう。
水槽や花瓶などの近く
水槽や花瓶のようなものの近くにWi-Fiルーターを置かないほうがいいです。
水が電波を吸収しやすいので、パフォーマンスの低下につながってしまします。
また、水気の近くは、不意な事故により、Wi-Fiルーターの水没も防ぐことにもつながります。
水槽や花瓶などの近くにはWi-Fiルーターを設置しないようにしましょう。
カバーや布で覆わない
ホコリが被らないように布を掛けたくなる方もいると思いますが、布やカバーを掛けるのも良くありません。
布やカバーも電波を遮る障害物となってしまいます。また、Wi-Fiルーターに熱がこもってパフォーマンスの低下も招く場合があります。
もちろんホコリが被りすぎると機械なのであまり良くはないです。
少し手間に感じるかもしれませんが、布やカバーはかけずに定期的掃除することをおすすめします。
Wi-Fiが強いルーターは?
と思っている方いるかと思います。
自分も同じように思っていました。
ただ、Wi-Fiの電波出力は、『電波法』によって、電波出力の上限が決まっています。電波出力は10mWと決められています。(10mWというのは、直線距離で100mから250mと言われています。)
とはいえ、100m先までWi-Fiが届くことはないです。壁や障害物、他の電波による電波干渉があるので、実際にここまでのパフをーマンスを体感することはできません。
Wi-Fiの電波が強すぎると
など、皆さんの日常生活への影響が出てしまいます。
そのことから、Wi-Fiの電波が強いWi-Fiルーターを商品として出すのは現状では、厳しいです。
Wi-Fiルーターの設置場所を変えても改善しない場合
ここからは、「Wi-Fiルーターの設置場所を変えたけど、改善されない。」という方へ向けた内容になります。
どうしてもWi-Fiルーターの設置場所を変えただけで改善しない時もあります。
その場合の対処法は、以下になります。
順番に深掘ります。
Wi-Fiの電波を2.4GHzまたは5GHzに切り替える
Wi-Fiの電波は、 “2.4GHz” と “5GHz” の2種類の電波があります。
2種類の電波の見分け方は、Wi-Fiの選択画面で “〇〇-G(2.4GHz)” or “〇〇-A(5GHz)” などで見分けることができます。
ここで重要なのがそれぞれの電波に特性があるということです。
状況に応じて、Wi-Fiを切り替えることで、パフォーマンスが変わります。
Wi-Fiルーターの設置場所を変えても、Wi-Fiのパフォーマンスが変わらないときは、ぜひ試してみてください。
メッシュWi-Fiに買い替える
Wi-Fiルーター1台だけで、ご家庭のWi-Fi環境が満足に使えない場合は、メッシュWi-Fiに買い替えましょう。
メッシュWi-Fiは、複数置くことで、家の中にWi-Fiを網目(メッシュ)のように張り巡らせることができます。そうすることで、家のどこにいても快適にWi-Fiを使えるなネットワーク環境を構築します。
Wi-Fiルーターの中継機とは違います
メッシュWi-Fiは、中継機とは違います。中継機はあくまでも、Wi-Fiの中継を役割としていますが、メッシュWi-Fiは、複数台で1つのWi-Fi環境を構成するものになります。
そのことから、各メッシュWi-Fi機器が親機の役割になるので中継機に比べ、速く、パフォーマンスが安定します。
Wi-Fiルーターの増台は、NG
Wi-Fiルーターの電波が家中に届かないからといって、Wi-Fiルーターを増台を考えている方いるかもしれませんがやめた方がいいです。
理由は、電波が切り替わる際に、毎回電波が切れるからです。
Wi-Fiルーターを増台した場合、Wi-Fiの電波の名前が異なります。その場合、うまくWi-Fiが切り替わることができません。
結果的にWi-Fiが切れたり、中途半端の接続になるので使い勝手が悪くなってしまいます。
また、無闇にWi-Fiルーターを増台してしまうと電波干渉も起きやすくなります。
中継機やWi-Fiルーターの増大に比べメッシュWi-Fiの方がはるかに使い勝手も良いので、Wi-Fiのパフォーマンスが改善しない方はおすすめです。
以下の記事で詳しく解説しているので気になる方はぜひご覧ください!
モバイルWi-Fiルーターを使用する
モバイルWi-Fiルーターを使用することで、Wi-Fiが利用できる範囲の自由度が高くなります。
モバイルWi-Fiルーターは、ケーブルがないので、最適な場所に置きやすくなり、持ち運びも可能です。外出時も使えるので利便性が非常に高いです。
ただし、家の中で、Wi-Fiを使う人や使う端末が散らばっていると、全員がWi-Fiをうまく使うことは難しいです。
上記のような方は、モバイルWi-Fiルーターの方が向いているでしょう。
ちなみに、Wi-Fiエンジニアの自分が、 数あるモバイルWi-Fiルーターから厳選してオススメのモバイルWi-Fiルーター を下記にまとめています。
まとめ
今回は、Wi-Fiルーターの正しい設置場所ということをお伝えしました。
最後にまとめます。
- なるべく家の中心に置く
- 高い場所を選ぶ
一方で、Wi-Fiルーターを奥上で避けたほうがいい場所はこちらです。
- フロアや床のような低い場所
- 部屋の隅や窓際
- 家電や金属類の近く
- 水槽や花瓶など水気の近く
- カバーや布で覆わない
また、Wi-Fiルーターの設置場所を変えても直らなかった場合の対処法は、以下になります。
- Wi-Fiの電波を2.4GHzまたは5GHzに切り替える
- メッシュWi-Fiに買い替える
- モバイルWi-Fiルーターを使用する
これからの時代、Wi-Fiを使うことが増えるので、知っておいて損はないと思います。
他にもWi-Fiに関する日常生活で役に立つ記事を書いているので、よかったら参考にしてください。