今回は、このようなお悩みをすべて解説します。
Wi-Fiと一概に言ってもパターンも増え、そのパターンの中でもたくさん商品があるので、結局迷ってわからなくなるのが本音であるかと思います。
今回の内容
- 一人暮らしにモバイルWi-Fiがおすすめな理由
- モバイルWi-Fiの特徴（メリット/デメリット）
- 厳選したおすすめのモバイルWi-Fi
一人暮らしの方向けに、モバイルWi-Fiがおすすめな理由から、厳選した商品まで、分かりやすく解説します。
ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。
一人暮らしならポケット（モバイル）Wi-Fiがおすすめなワケ
一人暮らしで自宅に光回線が引き込まれていない場合はポケットWi-Fiがおすすめです。
Wi-Fiを利用するにあたり、大きく4パターンあります。
ざっくりと、表を作成したので、ご覧ください。
| メリット | デメリット | |
| 光回線 | 通信が安定しやすい 多人数や多い端末でも対応可能 | 工事や立会が必要 自宅しか使用できない 引越し時に解約/契約が必要 |
| ポケットWi-Fi | 工事や立会が不要 外出先でも使える 引越し時でも手間なく使える 料金を抑えられる | 光回線に比べ通信が遅い 通信料の制限がある 場所に左右される場合もある 持ち運ぶものが増え、充電も必要 |
| ホームルーター | 工事や立会が不要 引越し時でも使える 料金が安い | 通信が遅く、大容量の通信にも弱い 自宅でしか利用できない |
| テザリング | スマホの契約次第ではすぐに利用可能 外出先でも使える | スマホの劣化を早める 光回線に比べ通信が遅い 接続端末が複数向きではない |
今回、各項目ごとの詳しい説明は割愛し、なぜポケットWi-Fiが一人暮らし向きかにフォーカスして説明します。
ポケット（モバイル）Wi-Fiのメリット
先ほど説明したポケットWi-Fiのメリットと一人暮らしという観点から更に深掘りします。
工事や立会が不要ですぐに利用できる
ポケットWi-Fiは、基本的に各社のHPで手続きをすると自宅にポケットWi-Fiが届いて利用できます。光回線に比べ、開通工事やその立会がないため、利用開始までの期間が短い上に、手間も省かれます。
一人暮らしの場合、立会の都合が合わせづらかったりするので、モバイルWi-Fiのほうが利点があります。光回線の場合、平日の予定が合わないと土日になりますが、土日に立会希望するお客様も多いので、予定が合わせづらく後ろ倒しになりやすいです。
また、光回線の引き込みが必要な工事の場合、建物によっては、大家さんや管理会社の許可が必要になり、極稀に認めてもらえないケースもあります。ポケットWi-Fiの場合はそのような心配も不要なので安心です。
外出先でも使える
家の中は、もちろん、外出先でも利用可能です。外出時に利用できることで、キャリアの容量（速度制限）を気にする必要がなくなります。
また、公衆のWi-Fiを使うことがないのでセキュリティ面も安心です。公衆のWi-Fiは気軽に使える反面、セキュリティが弱く危険です。詳しくは以下の記事でも解説しています。
引越し時でも手間なく使える
引越し時もそのまま使うことができます。
光回線の場合、解約手続きや新しく入居する自宅で新しく契約を結ぶ必要があります。場合によっては移設手続きで済むこともありますが、新しい住居で使えるようになるには少し時間がかかります。
移動が多い人にとっては、ポケットWi-Fiのほうが間違いなく手間がなく利用しやすいかと思います。
料金を抑えられる
光回線に比べて工事費がない分、費用を抑えられます。
各パターンの目安としては以下になります。
| 料金 | |
| 光回線 | 約4,000円〜7,000円 |
| ポケットWi-Fi | 約3,000円〜5,000円 |
| ホームルーター | 約4,000円〜10,000円 |
| テザリング | 0円〜約1,000円 |
上記は少し高く見積もっています。というのも、各種キャンペーンによって値段が下がる場合があります。
ただし、光回線においては、初期費用として工事費が上乗せされる場合があります。
「月額数千円の違い」と感じる方もいますが、年間にすると数万円単位で費用が変わってきます。
工事や機器がレンタルされるということから、ポケットWi-Fiは比較的に安いです。
ポケット（モバイル）Wi-Fiのデメリット
一方で、ポケットWi-Fiのデメリットもしっかりお伝えします。
上記の中で噂で聞いたことあるから契約するか迷っているという方もいるかと思います。
ただ、イメージが先行して誤解されている部分もあるかもしれません。
元エンジニアの立場から忖度なしで解説しますので、続けてお読みください。
光回線に比べ通信が遅い
光回線に比べると通信が遅いと感じる場面があるかもしれません。これは、現状、品質上遅くなるのは事実となります。
オンラインゲームでラグをかなり気にされる方や仕事上かなり大きなサイズのファイルをアップロード/ダウンロードする方は、光回線のほうが良いかもしれません。
しかしながら、自分１人しかポケットWi-Fiを使っていないので、通信が遅いと体感することは少ないと思います。大人数や複数の端末を接続するのにはあまりポケットWi-Fiは向いていません。
通信量の制限がある
ポケットWi-Fiはプランによって通信量が異なります。そのため、光回線のように常に使い放題というわけではありません。
参考に1GBあたりの使用目安をお伝えします。
- YouTube高画質：約2時間
- LINE通話：約6時間
- zoomなどのビデオ通話：約1.5時間
ポケットWi-Fiの場合、月々のプランが『20~30Gのプラン』、『50Gのプラン』、『100G〜無制限のプラン』の３パターンを用意しているところが多いです。
とはいえ、『50Gプラン』もあればかなり十分。ゲームや動画閲覧で土日しか使わないという人は『20~30Gのプラン』で十分かなと思います。
場所に左右される場合もある
日本全国のエリアを１００％カバーできているとはいえません。もちろん、繋がりにくい場所もあります。企業努力により、年々カバーできるエリアや環境は増えてきていますが、一部利用し辛いエリアもあります。
外出時はあまり気にしなくても、一番使う自宅が問題なく使えるかは事前に確認しておく必要があります。
持ち運ぶものが増え、充電も必要
当たり前ですが外出時に使用したい場合は、持ち運ぶ必要があります。そのため、荷物がかさばったり、管理する物が増えます。
「忘れないようにバッグに入れたままにしておこう」と思っても、モバイルWi-Fiは充電式なので充電する必要があります。結局、充電したまま忘れて、外出してしまうということもあるので、慣れるまでは少し手間に感じる場合もあります。
元Wi-Fiエンジニアが厳選！おすすめのポケットWi-Fi 3選
先程までの内容を踏まえ、ポケットWi-Fiが自分に合っているなと思った方もいると思います。
上記のようなお悩みを抱えているかと思います。
何十種類も比較しているサイトもありますが、正直、どれがいいのかイマイチ分からなかったりしますよね。
元Wi-Fiエンジニアである自分が利用シーンを想定して、おすすめのポケットWi-Fiをあらかじめ厳選しました。
厳選するうえでのポイントは以下の４つです。
上記をもとに利用シーンを想定したパターンは以下になります。
回線速度/利用可能エリアが省かれているように感じましたが、調べたところ、ほとんど違いがありません。
というのも、おおもとの回線は同じものだったりするのであまり違いが出なかったりするので。
それでは、厳選したおすすめのポケットWi-Fiを３つ順番に紹介します。
Broad WiMAX
家でも外でもよくWi-Fiを使う人は、容量が大きめ（100GB以上〜無制限）を重点項目として厳選しました。
Broad-WiMAXのギガ放題コスパDXプランがおすすめです。
引用：Broad-WiMAX
“Broad”というのは、複数あるプロバイダ社のうちの１つです。
Broad-WiMAXの特徴を表にまとめました。
| プラン名 | ギガ放題コスパDXプラン |
|---|---|
| 月額料金 （税込み） | 初月：1,397円 2〜36ヶ月目：3,773円 37ヶ月目〜：4,818円 |
| 事務手数料 （税込み） | 3,300円 |
| 契約縛り | 2年（契約縛りなしプランもあり） |
| 容量 | 実質、無制限（3日で10GB） |
| 海外 | 不可 |
| 最大通信速度 | 下り：440Mbps 上り：112.5Mbps |
| 回線 | au 5G au 4G LTE WiMAX2＋ |
家でも外でもよくWi-Fiを使う方は、大容量型（100GB以上〜無制限）のプランがお得なBroad-WiMAXで問題ないでしょう。
ZEUS Wi-Fi
どちらの場合もZEUS Wi-Fiがおすすめです。
引用：ZEUS Wi-Fi
3種類のスタンダードプランがあります。
引用：ZEUS Wi-Fi
容量における使用イメージは上記のとおりです。
30GBプラン（ギガ並盛）と50GBプラン（ギガ大盛り）を表にまとめました。
100GBのプランもありますが、100GBも使うのであれば、無制限プランのほうがよさそうです。なので、本記事でのおすすめとしての紹介は割愛します。
| プラン名 | ギガ並盛30GB | ギガ大盛50GB |
| 月額料金 （税込み） | 1～4ヶ月目：980円 5ヶ月目～24ヶ月目：2,361円 25ヶ月目以降：2,508円 | 1～3ヶ月目：1,480円 4ヶ月目～24ヶ月目：3,106円 25ヶ月目以降：3,278円 |
| 事務手数料 （税込み） | 3,300円 | |
| 契約縛り | 2年 ※縛りなしプランもあり | |
| 容量 | 30GB | 50GB |
| 海外 | 利用可能 ※別途料金発生 | |
| 最大通信速度 | 下り：最大150Mbps 上り：最大50Mbps | |
| 回線 | Softbank、au、docomo | |
万が一、ギガ数を使い切った場合、ギガ数を追加できるので、そのあたりの使い勝手もよいです。
縛られないWi-Fi
どうしても契約期間が気になったり、数カ月間だけポケットWi-Fiを利用したい方には、縛られないWi-Fiがおすすめです。
引用：ZEUS Wi-Fi
名前の通り、縛らなれないを訴求としているため、縛りがない場合においては、通常価格が他のサービスより少しお得になっていることが多いです。
以下に特徴をまとめます。
| プラン名 （税込み） | クラウド30GBプラン | クラウド50GBプラン |
| 月額料金 （税込み） | 3,190円 | 3,740円 |
| 事務手数料 | 3,300円 | |
| 契約縛り | 縛りなし | |
| 容量 | 30GB | 50GB |
| 海外 | 利用不可 | |
| 最大通信速度 | 下り：最大150Mbps 上り：最大50Mbps | |
| 回線 | Softbank、au、docomo | |
契約期間を縛られたくない方は、縛りなしWi-Fiが使い勝手がいいかと思います。
まとめ
今回は、一人暮らしならポケットWi-Fiがおすすめであることをお伝えしました。
一人暮らしなら、ポケットWi-Fiのほうがお得であり、使い勝手もいいでしょう。
自分に使い勝手が合った、ポケットWi-Fi、そのプランを選ぶことでさらに使い勝手が高くなります。
利用シーンも想定したうえで、紹介しているので、選びやすくしました。
参考になったら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
