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困ってる人
今回は、 “00000JAPAN” というWi-Fiの機能について解説します。
00000JAPANについて簡単に説明すると、災害時に無料で使うことができるWi-Fiとなっています。
最近、日本では、地震や大雨による自然災害が多いので、00000JAPANについて必ず知ってほしいです。
IT系の内容なので、つい難しく感じている方もいるかもしれませんが、わかりやすく、噛み砕いてお伝えします。
この記事を読めば、
- 00000JAPANとは何か。
- 災害時にどうやって使えば良いのか。
がわかる内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでください。

00000JAPANの概要

「そもそも00000JAPANって何?」
という人もいるかと思います。
00000JAPANの概要から詳しく説明していきます。
00000JAPANとは何?
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)とは、 “災害用の統一 SSID” のことです。
(SSIDというのは、Wi-Fiの電波の名前です。)
地震や台風、大雨などの自然災害時に公衆無線LANを無料開放するとことが00000JAPANの目的となります。
平成28年4月に発生した「熊本地震」で初めて、一般向けに提供されました。
現在も災害規模によって、00000JAPANが解放され、使われる場面もあります。
日常的に使う場面はないので、あまり関係がないように思いますが、災害時に公衆無線LANが使える00000JAPANがあるというのは、知っておきましょう。
00000JAPANはどのエリアで使えるのか?
「00000JAPANはどのエリアで使えるのか?」についてです。
基本的に00000JAPANは、全国で使えるようになっています。
常時使えるものではなく、基本的には、災害時にのみ使えるものとなります。
提供者側が自動ではなく、手動で設定変更してから開放となるので、災害が起こってすぐに使えるというわけではないです。
そのため、全国的には普及しつつも、地域によって、00000JAPANが使えない地域などもあったりします。
00000JAPANを提供している(開放している)主な事業者は、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの通信会社になります。
最近では、飲食店やホテルなどに設置されている無線アクセスポイントに00000JAPANの機能が備わったものもあります。
その場合は、その飲食店やホテルの管理者の判断によって00000JAPANを解放するかが決まります。
00000JAPANの使い方は?
使い方については、以下の2パターンでご紹介します。
- 00000JAPANの利用者側の使い方
- 店舗側(提供者)の00000JAPAN開放方法
それぞれ解説します。
00000JAPANの利用者側の使い方
利用者側は、普段、Wi-Fiを利用するときと同じ操作になります。
“00000JAPAN” の名前のWi-Fiを選択すれば利用できます。
といった、災害用向けなので誰でも簡単に使えるようになっています。
災害時にキャリア回線の電波が悪い時、運悪く通信制限がかかっている時などには、00000JAPANを使うと良いです。
店舗側(提供者)の00000JAPAN開放方法
00000JAPANの機能がある無線アクセスポイントの場合、説明書を読みながら設定すれば使えるようになるかと思います。
ただし、00000JAPANを使用する際に申請がいるようです。
“一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】”という、Wi-Fiの団体があります。
そちらのHPを参照していただくのが早いかと思います。
00000JAPANを使う上での注意点

「災害時に無料でWi-Fiが使える!」と嬉しい反面、実は危険もあります。
災害時の利便性を重視しているので、セキュリティが弱いといったデメリットがあります。
ここでは、セキュリティ面の注意点と対策をご紹介します。
少し詳しく解説します。
野良Wi-Fiの危険性がある
00000JAPANというのは、名前が決まっています。
そのため、仮に悪意をもった人が同じ名前のWi-Fiを飛ばすことも可能になります。
いわゆる、なりすましの可能性もあるということです。
その場合、本来、つなぐべきWi-Fiに接続しなかったことで、自分の通信が見られてしまいます。
暗号化されていない
本来、パスワードがかかっているWi-Fiは、通信が暗号化されています。
しかし、00000JAPANには、パスワードがかかっていないので、通信が暗号化されていません。
仮に悪意を持った人が通信を盗み見しようとした場合、通信の中身が丸わかりになります。
00000JAPANを利用するうえでのセキュリティ対策
利便性を高めたことからセキュリティが弱くなるのは、現状仕方ない部分になります。
そのため、対策として以下の2点は必ず守ってください。
重要な情報は、個人情報、クレジットカード情報、SNSのIDやパスワードなどになります。
いざ、緊急時に意識することは難しいと思うので、今覚えておきましょう。
まとめ

今回は、00000JAPANについて、解説しました。
初めて、聞いたかともいるかと思いますが、知っていると災害時に格段に便利な知識です。
自分も仕事で触れるまでは、全く00000JAPANについて知りませんでした。
ただ、仕事を通じて知ることができて「もっと多くの人に知ってもらいたい」と思い、今回記事にしました。
いつどこで自然災害が起こるか分からないので、知り合いの方にこの記事を送っていただけたら幸いです。
他にもWi-Fiに関連する記事を書いているので、ぜひ、ご覧ください。
トラブル/用語
【解説】災害時用Wi-Fi“00000JAPAN”とは?使えるエリアは?
今回は、 “00000JAPAN” というWi-Fiの機能について解説します。
00000JAPANについて簡単に説明すると、災害時に無料で使うことができるWi-Fiとなっています。
最近、日本では、地震や大雨による自然災害が多いので、00000JAPANについて必ず知ってほしいです。
IT系の内容なので、つい難しく感じている方もいるかもしれませんが、わかりやすく、噛み砕いてお伝えします。
この記事を読めば、
がわかる内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでください。
目次
00000JAPANの概要
「そもそも00000JAPANって何?」
という人もいるかと思います。
00000JAPANの概要から詳しく説明していきます。
00000JAPANとは何?
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)とは、 “災害用の統一 SSID” のことです。
(SSIDというのは、Wi-Fiの電波の名前です。)
地震や台風、大雨などの自然災害時に公衆無線LANを無料開放するとことが00000JAPANの目的となります。
平成28年4月に発生した「熊本地震」で初めて、一般向けに提供されました。
現在も災害規模によって、00000JAPANが解放され、使われる場面もあります。
日常的に使う場面はないので、あまり関係がないように思いますが、災害時に公衆無線LANが使える00000JAPANがあるというのは、知っておきましょう。
00000JAPANはどのエリアで使えるのか?
「00000JAPANはどのエリアで使えるのか?」についてです。
基本的に00000JAPANは、全国で使えるようになっています。
常時使えるものではなく、基本的には、災害時にのみ使えるものとなります。
提供者側が自動ではなく、手動で設定変更してから開放となるので、災害が起こってすぐに使えるというわけではないです。
そのため、全国的には普及しつつも、地域によって、00000JAPANが使えない地域などもあったりします。
00000JAPANを提供している(開放している)主な事業者は、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの通信会社になります。
最近では、飲食店やホテルなどに設置されている無線アクセスポイントに00000JAPANの機能が備わったものもあります。
その場合は、その飲食店やホテルの管理者の判断によって00000JAPANを解放するかが決まります。
00000JAPANの使い方は?
使い方については、以下の2パターンでご紹介します。
それぞれ解説します。
00000JAPANの利用者側の使い方
利用者側は、普段、Wi-Fiを利用するときと同じ操作になります。
“00000JAPAN” の名前のWi-Fiを選択すれば利用できます。
といった、災害用向けなので誰でも簡単に使えるようになっています。
災害時にキャリア回線の電波が悪い時、運悪く通信制限がかかっている時などには、00000JAPANを使うと良いです。
店舗側(提供者)の00000JAPAN開放方法
00000JAPANの機能がある無線アクセスポイントの場合、説明書を読みながら設定すれば使えるようになるかと思います。
ただし、00000JAPANを使用する際に申請がいるようです。
“一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】”という、Wi-Fiの団体があります。
そちらのHPを参照していただくのが早いかと思います。
00000JAPANを使う上での注意点
「災害時に無料でWi-Fiが使える!」と嬉しい反面、実は危険もあります。
災害時の利便性を重視しているので、セキュリティが弱いといったデメリットがあります。
ここでは、セキュリティ面の注意点と対策をご紹介します。
少し詳しく解説します。
野良Wi-Fiの危険性がある
00000JAPANというのは、名前が決まっています。
そのため、仮に悪意をもった人が同じ名前のWi-Fiを飛ばすことも可能になります。
いわゆる、なりすましの可能性もあるということです。
その場合、本来、つなぐべきWi-Fiに接続しなかったことで、自分の通信が見られてしまいます。
暗号化されていない
本来、パスワードがかかっているWi-Fiは、通信が暗号化されています。
しかし、00000JAPANには、パスワードがかかっていないので、通信が暗号化されていません。
仮に悪意を持った人が通信を盗み見しようとした場合、通信の中身が丸わかりになります。
00000JAPANを利用するうえでのセキュリティ対策
利便性を高めたことからセキュリティが弱くなるのは、現状仕方ない部分になります。
そのため、対策として以下の2点は必ず守ってください。
重要な情報は、個人情報、クレジットカード情報、SNSのIDやパスワードなどになります。
いざ、緊急時に意識することは難しいと思うので、今覚えておきましょう。
まとめ
今回は、00000JAPANについて、解説しました。
初めて、聞いたかともいるかと思いますが、知っていると災害時に格段に便利な知識です。
自分も仕事で触れるまでは、全く00000JAPANについて知りませんでした。
ただ、仕事を通じて知ることができて「もっと多くの人に知ってもらいたい」と思い、今回記事にしました。
いつどこで自然災害が起こるか分からないので、知り合いの方にこの記事を送っていただけたら幸いです。
他にもWi-Fiに関連する記事を書いているので、ぜひ、ご覧ください。
-トラブル/用語