今回は、『00000JAPAN』というWi-Fiの機能について解説します。
00000JAPANについて簡単に説明すると、災害時に無料で使うことができるWi-Fiとなっています。
日本では、地震や大雨による自然災害が多いので、00000JAPANについて必ず知ってほしいです。
IT系の内容なので、つい難しく感じている方もいるかもしれませんが、わかりやすく、噛み砕いてお伝えします。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 00000JAPANとは何か。
- 災害時にどうやって使えば良いのか。
- 自分の店舗のWi-FiもOOOOOJAPANとして開放することができるのか。
がわかる内容になっています。
ぜひ、最後まで読んでください。
00000JAPANの概要
という人もいるかと思います。00000JAPANの概要から詳しく説明していきます。
00000JAPANとは何?
『00000JAPAN』はファイブゼロジャパンと呼ばれ、災害時用無料Wi-Fiを指します。
地震や台風、大雨などの自然災害時に公衆無線LAN(Wi-Fi)を無料開放するとことが00000JAPANの目的となります。
総務省のHPでも紹介されています。(電気通信事業者等による公衆無線LANの無料開放(災害用統一SSID「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」)
日常的に使う場面はないので、関係がないように思いますが、災害時に公衆無線LANが無料で使える『00000JAPAN』というものがあるということを必ず知っておきましょう。
00000JAPANはどのエリアで使えるのか?
基本的に00000JAPANは、全国で使えるようになっています。
とはいえ、常時使えるものではないため、日常生活の中でWi-Fiを検索しても出てこないことがほとんどだと思います。
災害時にWi-Fi提供者側(またはシステム)によって00000JAPANが開放する仕組みです。
そのため、
は明確には決まっていません。
00000JAPANは誰が使えるようにしている?
00000JAPANを提供している(開放している)主な事業者は、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの通信会社になります。
最近では、飲食店やホテルなどに設置されている無線アクセスポイントに00000JAPANの機能が備わったものもあります。
その場合は、その飲食店やホテルの管理者の判断によって00000JAPANを解放するかが決まります。
00000JAPAN開放時は、携帯キャリア関係なく使えるようになっているので、携帯キャリアを心配することもないです。
00000JAPANの使い方は?
使い方については、以下の2パターンでご紹介します。
- 00000JAPANの利用者側の使い方
- 店舗側(提供者)の00000JAPAN開放方法
それぞれ解説します。
00000JAPANの利用者側の使い方
利用者側は、普段、Wi-Fiを利用するときと同じ操作になります。
『00000JAPAN』の名前のWi-Fi(SSID)を選択すれば利用できます。
災害用向けなので誰でも簡単に使えるようになっています。
災害時にキャリア回線の電波が悪い時、通信制限がかかっている時などは、00000JAPANを使うと良いです。
店舗側(提供者)の00000JAPAN開放方法
00000JAPANの機能がある無線アクセスポイントの場合、説明書を読みながら設定すれば使えるようになるかと思います。
ただし、00000JAPANを開放するためには申請が必要です。
“一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会【WiBiz(ワイビズ)】”という、Wi-Fiの団体があります。
そちらのHPを参照して必要であれば申請をしましょう。
00000JAPANを使う上での注意点
「災害時に無料でWi-Fiが使える!」と嬉しい反面、実は危険もあります。
災害時の利便性を重視しているので、セキュリティが弱いといったデメリットがあります。
ここでは、セキュリティ面の注意点と対策をご紹介します。
少し詳しく解説します。
野良Wi-Fiの危険性がある
00000JAPANというのは、名前が決まっています。
そのため、仮に悪意をもった人が同じ名前のWi-Fi(SSID)を飛ばすことも可能になります。
いわゆる、なりすましの可能性もあるということです。
本来、つなぐべきWi-Fiに接続しなかった場合、自分の通信が見られてしまう危険性があります。
暗号化されていない
本来、パスワードがかかっているWi-Fiは、通信が暗号化されています。
しかし、00000JAPANには、パスワードがかかっていないので、通信が暗号化されていません。
仮に悪意を持った人が通信を盗み見しようとした場合、通信の中身が丸わかりになり危険です。
00000JAPANを利用するうえでのセキュリティ対策
利便性を高めたことからセキュリティが弱くなるのは、現状仕方ない部分になります。
そのため、対策として以下の2点は必ず守ってください。
重要な情報は、個人情報、クレジットカード情報、SNSのIDやパスワードなどになります。
いざ、緊急時に意識することは難しいと思うので、今覚えておきましょう。
まとめ
今回は、00000JAPANについて、解説しました。
初めて、聞いたかたもいるかと思いますが、知っていると災害時に格段に便利な知識です。
自分も仕事で触れるまでは、全く00000JAPANについて知りませんでした。
ただ、仕事を通じて知ることができ「もっと多くの人に知ってもらいたい」と思い、今回記事にしました。
いつどこで自然災害が起こるか分からないので、知り合いの方やお子様にも災害時に無料で使えるWi-Fi(00000JAPAN)があるということはお伝え下さい。
他にもWi-Fiに関連する記事を書いているので、ぜひ、ご覧ください。