今回は、家庭用Wi-Fiで"鍵なし"の電波の危険性についてお伝えします。
「そういえばうちのWi-Fi鍵なしだ!」
「うちのWi-Fiは大丈夫かな?」
と思った方は是非参考にして
正しい使い方を実施していただきたいです。
また、Wi-Fiも含めITの技術進歩は変わりやすいので
一度、見直してみてもいかがでしょうか。
家庭用Wi-Fiルーターの基本
家庭用Wi-Fiルーターにおけるメリットとデメリットについて
利便性や危険性の観点からお伝えします。
家庭用Wi-Fiルーターにおけるメリット
近年、ゲームの多様化や動画サービスの増加から
ほとんどの人がWi-Fiは人生において必須になっていると思います。
また、モバイルルーターとは違って
使い放題な点は大きなメリットになります。
家庭用Wi-Fiルーターにおけるデメリット
正しく使用している場合は問題ないのですが
一方で使い方を間違えると不正利用や通信を盗み見される場合があります。
鍵なしの電波のリスク
鍵なしのWi-Fiとは、以下のように
Wi-Fiの一覧が表示された際の横に
鍵マークがついていないものを指します。
画像のものは全て鍵付きになります。
鍵なしの電波を利用することで
Wi-Fiルーターを不正利用される場合があります。
鍵がないことで家族や友人が便利にできる一方で
第三者にも同様に便利に使用されることがあります。
第三者に利用(タダ乗り)されることで
の可能性があります。
そのことから
必ず鍵なしの電波は出さないようにしましょう。
容量を圧迫するような妨害
同じWi-Fiルーターを使用していると
誰かが動画をアップロードしたり、
大量なデータをダウンロードしたりすると容量が圧迫します。
容量が圧迫することで
ただ使いたかっただけの自分が影響を受けて
従来のパフォーマンスで動画を閲覧できなかったり、
ゲームにラグが生じてしまったりします。
意図しないWi-Fiのパフォーマンス低下にならないよう
自らで管理する必要があります。
ネット犯罪における不正利用
ネット犯罪において足がつきにくくなるよう
鍵なしの電波を使うことがあります。
最近では、誹謗中傷についても話題になっており
誹謗中傷も犯罪になります。
TwitterやYouTube等の誹謗中傷コメントを追う場合
プロバイダー情報も必要になってきて、
無意識で関係ないとしても巻き込まれる可能性があります。
絶対に今すぐ非表示にしましょう。
他にも注意すべき点
他にもご家庭でWi-Fiルーターを使用するにあたり
セキュリティの面で気をつけるべき点を記載します。
Wi-Fiルーターの置き場所に注意
Wi-Fiルーターをどこに置かれていますか。
自分の実家は、窓際に置いていました。
これはすごく危険です。
Wi-Fiルーターのパスワードは基本、機器の側面に
シールとして貼られているのがほとんどです。
いくら複雑のパスワードと言えど
外から目につく場所に置かれていたら盗み見されます。
必ず外からも見えない場所に置きましょう。
自分の実家もすぐ置き場所を変えました(笑)
電波の名前とパスワードを推測できないようにする
iPhoneが多いと思いますが
テザリングを使用していると
"りゅーじんのiPhone"のような電波が出てしまうことがあります。
これだけで乗っ取られるというのは現状、可能性は低いですが
第三者にもみられています。
名前を変えるや使う時は第三者でも表示されているというリスクは
意識しておいた方がいいです。
また、パスワードも推測困難なものにして、以下を満たしましょう。
- 英数字の混在
- 大文字、小文字を利用
- 最低でも8桁以上
暗号化方式の最新化
Wi-Fiの電波には様々な暗号化の種類があります。
暗号化も時代によって強弱が変わってきます。
iPhoneをお使いの方であれば
iOS14以上にバージョンアップされた方で
以下のような表示が出た人もいるかと思います。
今まではセキュリティに問題がなかったのですが
古くなってきています。
Wi-Fiルーターの暗号化を変える必要があります。
現時点(2020.11)での推奨は以下になります。
- WPA3
- WPA2/WPA3 移行(Transitional)
- WPA2 パーソナル(AES)
お使いのWi-Fiルーターの取扱説明書に従って
設定を変えることをオススメします。
機種によっては古くてこれらの暗号化の設定がない場合もあります。
その場合は、買い替えが必要となります。
まとめ
今回は、家庭用Wi-Fiで鍵なしの電波の危険性を中心にご紹介してきました。
時代の変化ともに
Wi-Fiルーターも使えていれば大丈夫という状況から
Wi-Fiルーターは正しく使わないと危ないという状況になってきました。
今後生きていく中でWi-Fiルーターも
何度か買い替えていく必要があるかと思いますので
ぜひ、他の記事も参考にしていただけたらと思います。