仕事/働き方

【体験談】「ホワイト企業」ではなく「ゆるブラック企業」だった話



多くの人が「ホワイト企業で働きたい!」と思っていることだと思います。
しかし、ここ数年で "ゆるブラック企業(または、パープル企業)" という
新しい括りが出てきました。

「ゆるブラック企業とは?」
「ゆるブラック企業って実際どうなの?」

そのような点について、
自分の実際の体験を交えながら伝えていきます。

これから就活をする方や転職でホワイト企業に勤めたいと思う方は、必見です。

ホワイト企業、ブラック企業、ゆるブラック企業の特徴


初めに各企業カラーの違いについて説明します。

少し、ぼんやりと理解している方もいるかと思うので、

  • ホワイト企業
  • ブラック企業
  • ゆるブラック(パープル)企業

について再度確認していこうと思います。

ホワイト企業の特徴

最初にホワイト企業です。

  • 年収が高い
  • 福利厚生が充実している
  • 残業がない(少ない)
  • 休日出勤がない(少ない)
  • 働きやすい人間関係と環境
  • 離職率が低い

上記の項目がホワイト企業の主な特徴として挙げられます。

最近では、

  • フレックスタイム制勤務の導入
  • テレワークの推進

などもあると思います。一旦、これくらいにします。

大まかにまとめると
"年収が高くて、プライベートの時間が確保できる"
というイメージですね。

ブラック企業の特徴

次にブラック企業の特徴です。

  • 年収が低い
  • 長時間労働
  • 残業が多い
  • 残業代が出ない
  • 休日が少なく、有給が取れない
  • パワハラやモラハラが多い

など、悪いことをあげればキリがないのですが、このような感じですね。

よくイメージとして根強いのは
"長時間や過重労働なのに給料が少ない"ということだと思います。

ゆるブラック企業の特徴

今回の本題でもある、ゆるブラック企業の特徴を紹介します。

  • 年収は高くもなく、低くもない
  • 福利厚生も充実
  • 残業は少ない
  • 休日も多く、有休消化率もいい
  • パワハラやモラハラもない

といった、給料は高いわけではないのですが、
ホワイト企業と同等の良さがありますね。

IT系の企業や公務員が当てはまりやすいと言われています。

しかし一見良さそうに見えて、
めちゃくちゃ危険なのがゆるブラック企業です。

ゆるブラック企業は人をダメにする


自分は、ホワイト企業だと思って会社に入りました。
もちろん入社してからも数年経っても、特徴に沿った内容で
「実際、働いたらブラック企業でした」ということも感じることはなかったです。

友人と仕事の話をしていても、
自分の会社は、大手企業の中でもよりホワイト企業でした。

厳しいノルマや残業時間、有休消化率が友人の企業に比べて良かったです。

ただ、時が経つにつれて
「あっ。この会社に居続けたらヤバいな・・・」
と思うようになりました。

というのも
完全に成長が止まって、気づいた時は社会で使い物にならないという自分の未来が見えました。

金銭面やストレス的には、困ることはなかったです。
ただ、成長しないということは何よりも危険だと本能的に感じました。

なぜ、ゆるブラック企業で成長が止まってしまうのか。
大きく分けると、以下が理由です。

  • スキルが身に付かない
  • 向上心がなくなる

スキルが身に付かない

仕事ができるようになっても、スキルは身につきません。
いわゆる、仕事に慣れただけの状態です。

そのことから、仮に会社で活躍できたとしても、
会社以外になるとまた、ゼロから積み上げるしかないです。

要因としては、

  • 決まったルーティン作業
  • 厳しいノルマもない

という部分です。

ルーティン作業をこなすだけなので、自分で考えることが少なくなります。
また、厳しいノルマもないので、悩むんだり、壁にぶち当たることも少ないです。

それだけを聞くと楽そうに見えていいと思われますが、
ラクなので成長しないことは確かです。

自分は、退屈で仕方なかったです。
ラクさより、自己成長や給料UPに重きを置いていたので、
物足りなさしかなかったです。

あなたがこの会社で一生生きていくというのであれば別ですが、
今の時代、終身雇用も崩壊しています。

それにもかかわらず、
社会で通用しないスキルが身に付かないまま、ただ毎日時間を使う。
控えめに言ってもヤバいです。

それならば、「即行動!」と思いがちですが、
思っていても行動できる人はごくわずかです。

理由は次に続きます。

向上心がなくなる

向上心がなくなります。
給料や福利厚生がそこそこなので、
すでに生活として満たされた状態にあるんですよね。

満たされた状態から動くことはなかなか難しいです。
自分もそうでした。

会社の周りの人も満足した状態にあるので
自分が動こうとすることに対して、

「もし、ブラックな職場だったらどうするの?」
「このままいけば、周りよりいい給料はもらえるよ!」

など言われました。

転職してうまくいかなかった人のエピソードもされました。

ただ、スキルがつかず、
周りの向上心がない環境で毎日過ごすのは嫌でした。
自分に強い意志があったとはいえ、
自然と自分の向上心ややる気が薄れていくのも体感しました。

言葉を選ばすに言うと、
人をダメにする洗脳のようなものを感じました。

仮に社内にいたとしても、
年功序列なので、給料の大きな増加やキャリアアップも難しかったです。

自分は、勇気を出して辞める決断をしましたがよかったです。

会社に留まっても苦労することはなかったと思いますが、
自分の個性は、消滅していたと思います。

この記事を読んでいるあなたが
「自己成長して、自分の市場価値をあげたい」
「キャリアアップして大きな仕事をしたい」
「年収をもっと上げたい」
と思うのであれば、ゆるブラック企業は絶対にやめましょう。

「自分の企業に当てはまっているな」感じている人は、
今すぐ転職や独立などを行動しましょう。

時間が経つにつれて、人をダメにしていきます。

【結論】ゆるブラック企業はやめましょう


自分はゆるブラック企業は、絶対にオススメしません。
楽ではありますが、自分のチャンスや希望は、失っていきます。

特に就活生や20代で転職を視野に入れている人は、
若いので、なおさら、ゆるブラック企業は、やめましょう。

データとしての見分け方は以下を参考にしてください。

  • 離職率が低い
     →現状維持で残っている
  • 社員の平均年齢が高い
     →意欲がある若手が抜けていっている
  • 年功序列重視
     →給料が上がらないので、社員のモチベーションが低い
  • 若手が活躍している
     →中堅社員があまり機能していない

働いてみないと分からない部分あるかと思います。
働くうちに違和感を感じたら、即行動しましょう。

あなたの個性や希望が潰されないことを願っています。

今回は以上です。

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